*** 狼少女・アマラとカマラの話 ***
●●● 環境の大切さ ●●●
1920年、インドのミドナプールのジャングルで狼に育てられた少女2人が発見されました。年少の少女はアマラ、年長の少女はカマラと名付られ、発見者であるシング牧師の孤児院で育てられることになりました。この2人は姉妹ではなく、おそらく乳幼児期に別々に捨てられ、別々に狼に連れてこられ、育てられたと推測されました。
この子達はまさしく「狼」でした。四つ足で走り、地面に置かれた皿から手を使わずに飲み食いし、死んだ鳥の肉をむさぼり食い、夜には遠吠えしました。暗闇を恐れず、暗闇で物を見ることができたそうです。年少のアマラは発見されてから1年足らずで死亡してしまいましたが、年長のカマラは約9年間生き続けました。カマラは成長の過程で少しずつ人間らしさを取り戻しましたが、推定17歳で亡くなるまでに3〜4歳の知能までしか発達すことができず、30語ほどしか話すことができませんでした。
この事から乳幼児期の環境の大切さがおわかり頂けると思います。赤ちゃんは狼に育てられれば狼にでもなり得る、それだけ環境に左右されるものなのです。